長いインタビューを最高の場面だけに凝縮する方法
長時間のインタビューには、貴重な「宝」が埋もれています。課題は、全編を視聴することなく、それらを素早く見つけ出すことです。Lossless Video Cutterの「音声検索」「無音部分の削除」「タイムライン編集」といったスマートな機能を組み合わせれば、未編集の録画データから完成度の高いハイライト映像を作成するまでの工程を、大幅に短縮できます。
読了時間:5分
3つのツールによるワークフロー
インタビューの編集において最も効率的なアプローチは、3つのツールをパイプラインとして扱うことです。各ツールは、次の段階へ素材を渡す前に、その内容を絞り込んでいきます。
1. 音声検索
重要なコンテンツであることを示す特定の単語やフレーズを含むセグメントを見つけ出します。
2. 無音部分の削除
回答間の「間」や長い空白を取り除き、テンポを自動的に引き締めます。
3. 手動トリム
セグメントの境界を微調整し、順序を並べ替え、依然として弱いものは削除してください。
毎回これら3つのステップをすべて踏む必要はありません。テンポの良いインタビューであれば、音声検索と簡単な確認だけで済むでしょう。一方、話があちこちに飛ぶような未編集の録音データには、一連のプロセスをすべて活用するのが適しています。
ステップ1 - キーフレーズの音声検索
スマートツールパネルから「Speech Search」ツールを開きます。このアプリはAppleの音声認識技術を使用してデバイス上で文字起こしを行うため、音声データがMacから外部に送信されることはありません。
「要するに(the point is)」、「本当に重要なのは(what really matters)」、「鍵となるのは(the key thing)」といった、説得力のある回答の冒頭によく使われるフレーズを検索します。また、対象となる人物名や製品名、あるいは質の高いコンテンツの核となることがわかっているトピック固有の用語なども検索対象となります。該当箇所はそれぞれタイムラインにセグメントとして追加されますが、その際、発言の意図を完全にとらえられるよう、前後に数秒間の余裕(パディング)が加えられます。
検索を何度か行ってみてください。検索のたびに、以前の結果を上書きすることなく、新しい結果が追加されていきます。4〜5つのフレーズで検索する頃には、タイムライン上に必要な情報の8割が揃っていることも珍しくありません。
ステップ2 - 無音部分を削除する
「無音部分の削除(Remove Silence)」ツールに切り替えます。このツールは音声波形を解析し、設定可能なdB(デシベル)の閾値を下回る連続した無音区間をカットします。インタビュー音声の場合、閾値を-40 dB前後、最小無音時間を1秒に設定すると効果的です。これにより、言葉の合間の自然な息継ぎを残しつつ、意味のある長い無音部分だけを削除できます。
「無音部分の削除(Remove Silence)」を実行すると、タイムラインは無音部分が取り除かれ短縮された状態に置き換わります。先に「音声検索(Speech Search)」を実行していた場合は、無音部分削除後のタイムライン上でキーフレーズのセグメントを復元するために、再度「音声検索」を実行してください。あるいは、先に「無音部分の削除」を行い、その後に「音声検索」を実行して、短縮されたタイムライン上に選択範囲を重ねることも可能です。
ステップ3 - 確認と微調整
スペースキーを使ってタイムラインを再生します。内容が物足りない、あるいは文脈に合わないと感じるセグメントがあれば、タイムライン上でクリックして選択し、Delete キーを押して削除してください。セグメントの開始位置や終了位置を調整(トリミング)するには、タイムライン上でその端をドラッグします。プレビューはリアルタイムで更新されるため、カットされる正確な位置を確認しながら調整できます。
タイムライン上でセグメントをドラッグして並べ替えることもできるため、元の録音が意図した順序でなかった場合でも、構成を組み直すことが可能です。
ステップ 4 - エクスポート
⌘E を押して書き出します。選択範囲全体を1つのファイルに統合して出力することも、Export Segments as Separate Files(セグメントを個別のファイルとして書き出す)を選択して各セグメントを個別のクリップとして書き出すことも可能です。個々の回答をモーショングラフィックス・アーティストに渡す場合や、クリップを個別にソーシャルメディアへ投稿する場合などに便利です。
ロスレスで書き出されるため、出力された動画はカットポイントにおいてソースとビット単位で完全に同一となります。再エンコードの待ち時間も、画質の劣化もありません。
より速くカットするためのヒント
- 再生中に、良さそうな部分の開始位置で I を、終了位置で O を押してマークします。再生を一時停止する必要はありません。
- 「反転」ボタンを使って選択範囲を反転させれば、残す部分ではなく、切り抜く部分を素早く確認できます。
- ⌘[ と ⌘] を使ってセグメント間を移動すれば、マウスを使わずにタイムライン上を素早く移動できます。
- タイムライン上のセグメントラベルをダブルクリックして、セグメントに分かりやすい名前を付けます。個別のファイルとして書き出す際、これらの名前が書き出し後のファイル名に反映されます。
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